仮想サーバーを1台起動してみる(CLI)

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概要

  • ここではOpenStack上にコマンドラインを利用して仮想サーバーを1台起動します。
  • ダッシュボードを利用した仮想サーバーの起動と比較するとわかりやすいと思います。

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状態の確認

./_assets/t1-c2/01_login.png

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ログインIDの確認

  • ログインIDを確認するには、以下のコマンドを実行します。

スクリプトの実行:

---------ここから---------
$ check_id
---------ここまで---------

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ログイン後の画面

  • この画面では全体の概要を確認できます。
./_assets/t1-c2/02_overview.png

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状態の確認

  • 「ネットワークの管理」→「ネットワークトポロジー」を選択します。
./_assets/t1-c2/03_networks.png

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環境の解説

  • ここでは、2つのネットワークと1つの仮想ルーターが確認できます。
    • Ext-Net
      • インターネットへ接した外部ネットワーク
    • work-net
      • OpenStack上に作られた仮想ネットワーク
        • ここに仮想マシンを接続します
    • Ext-Router
      • 二つのネットワークを接続する仮想ルーター

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操作環境へのログイン

  • コマンドラインを利用してサーバーを起動していきます。
  • まずは端末を開き、student XX で操作環境へログインします。

コマンドの実行:

---------ここから---------
$ ssh studentXX
---------ここまで---------

XX の部分は、操作しているPCに割り当てられているノートPCの番号になります。

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仮想サーバーの起動

  • 以下のコマンドを実行して、仮想サーバーを起動します。

コマンドの実行:

---------ここから---------
$ function get_uuid () { cat - | grep " id " | awk '{print $4}'; }
$ export MY_WORK_NET=`neutron net-show work-net | get_uuid`

$ nova boot --flavor standard.xsmall --image "centos-base" \
--key-name default --security-groups default \
--availability-zone az1 \
--nic net-id=${MY_WORK_NET} studentXX-vm-from-cli
---------ここまで---------

XX の部分は、操作しているPCに割り当てられているノートPCの番号になります。

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仮想サーバーの起動状態の確認

  • Horizonからネットワークトポロジーを確認してみてください。
  • 合わせて、以下のコマンドを実行し、仮想サーバーの起動状態を確認します。

コマンドの実行:

---------ここから---------
$ nova list
$ watch -n 10 nova console-log --length 20 studentXX-vm-from-cli
---------ここまで---------

XX の部分は、操作しているPCに割り当てられているノートPCの番号になります。

終了するには Ctrl-c になります。

  • ログインプロンプトが表示されたら次の操作に移ります。

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稼働サーバーへのログイン

  • 仮想サーバーへ外部からアクセス可能なIPを割り当てて、SSHでログインしてみます。

コマンドの実行:

---------ここから---------
$ nova floating-ip-create Ext-Net
+--------------+-----------+----------+---------+
| Ip           | Server Id | Fixed Ip | Pool    |
+--------------+-----------+----------+---------+
| 118.67.96.YY |           | -        | Ext-Net |
+--------------+-----------+----------+---------+

$ nova floating-ip-associate studentXX-vm-from-cli 118.67.96.YY
---------ここまで---------

XX の部分は、操作しているPCに割り当てられているノートPCの番号になります。

118.67.96.YY の部分は、実際に表示される値に読み替えてください。

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稼働サーバーへのログイン

  • 今回利用した default キーペアは、既にログインした studentXX 環境に秘密鍵が保存してあるので、そちらを利用して仮想サーバーへログインしてみます。

コマンドの実行:

---------ここから---------
$ cd $HOME
$ ssh -i default.pem root@118.67.96.YY
---------ここまで---------

118.67.96.YY の部分は、実際に表示される値に読み替えてください。

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後かたずけ

  • 起動した仮想マシンを削除します。

コマンドの実行:

---------ここから---------
$ nova delete studentXX-vm-from-cli
$ nova floating-ip-delete 118.67.96.YY
---------ここまで---------

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後かたずけ

  • 削除後、以下のようにリソースが削除されていることを確認します。

コマンドの実行:

---------ここから---------
$ nova list
+----+------+--------+------------+-------------+----------+
| ID | Name | Status | Task State | Power State | Networks |
+----+------+--------+------------+-------------+----------+
+----+------+--------+------------+-------------+----------+

$ nova floating-ip-list
+----+-----------+----------+------+
| Ip | Server Id | Fixed Ip | Pool |
+----+-----------+----------+------+
+----+-----------+----------+------+
---------ここまで---------

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ポイントとまとめ

  • OpenStackではダッシュボードと同様の操作をコマンドラインから実施することができます。
    • 実際にはコマンドラインでできることの一部を、ダッシュボードから実行できる、というデザインです。
  • コマンドラインでの仮想マシン作成は、シェルスクリプト化することで簡単に自動化可能です。
  • 高度な活用方法については、演習のテーマ2を確認してみてください。

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