テスト最適化

Presenter Notes

概要

  • ここではスケールアウトが容易なクラウド環境に適した負荷計測方法として、Gatlingの使用方法を紹介します。
  • Gatlingは並列実効性に優れたOSSの負荷テストツールです。また結果出力もHTMLページで出力されるため見やすく、複数のテストケースを実行するのに役立ちます。
./_assets/t4-c4/01_gatling-result.png

Presenter Notes

操作環境の準備

  • 下記のコマンドではサンプルアプリケーションの動作する仮想サーバーを起動し、Floating IPを割り当てています。起動には1分から数分かかります。

初期設定実行:

--- ここから ---

$ cd /opt/support/t4-c4
$ ./01_init.sh
# Creating seurity-group :sg-for-web-student03
# Booting Server :t4-c4-student03
--- ここまで ---

Presenter Notes

負荷テスト実行クライアントの起動

  • 次に負荷テストを実行するためのGatlingをインストールしたサーバーを起動します。

コンソールの様子:

--- ここから ---
$ ./02_create_stress.sh
# Booting Server :t4-c4-stress-student17
# Create Floating IP
# Associate Floating IP <Floating IP>
# TESTCLIENT : <Client IP>
# TESTTARGET : <Target IP>
--- ここまで ---

Presenter Notes

負荷テストの試行

  • 負荷テストクライアントにログインし、テストを実行します。

コンソールの様子:

--- ここから ---
# ssh -i ~/default.pem root@<Client IP>
# cd gatling
# vi paramset.sh
(略)
export GAT_HOST=<Target IP>
(略)
# source paramset.sh
# sh sample.app.get.sh
SampleAppGet_u5_r3_s5 start.
GATLING_HOME is set to /root/gatling
(以下略)

--- ここまで ---

Presenter Notes

負荷テスト結果の確認

  • テスト結果をブラウザから確認することができます。
  • ブラウザで http://<Client IP>/gatling を開き、結果フォルダを開きます。

Presenter Notes

後片付け

  • 以下のコマンドを実行し、スナップショットの削除を行ってください。
  • 引き続きボリュームのバックアップとリストアに進む場合でも、以下操作を実行してく

ださい。

コマンド実行の様子:

---- ここから ----
# pwd
/opt/support/t4-c4  # <---「/opt/support/t4-c4」にいることを確認します。
# ./99_cleanup.sh
---- ここまで ----

Presenter Notes

まとめ

  • Gatlingによる負荷テストの実行を試行しました。テスト結果がグラフ化されて出力されるツールなので、様々な条件でテストを実行するのに向いています。
  • 本著ではGatlingを使用してWEB サーバーの負荷限界テストとシステム全体のスループット 向上のためのレスポンスタイム計測を実施しています。クラウドインフラにおいてはリソース使用量の最適化は重要な要件です。このような手法を駆使した最適化をぜひ試してみてください。

Presenter Notes