仮想ネットワークを構成してみる

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概要

  • ここではOpenStack上に仮想ネットワークを構成します。
  • OpenStackではテナント内で独立したネットワーク環境を自由に構成できます。

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状態の確認

./_assets/t1-c3/01_login.png

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ログインIDの確認

  • ログインIDを確認するには、以下のコマンドを実行します。

スクリプトの実行:

---------ここから---------
$ check_id
---------ここまで---------

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ログイン後の画面

  • この画面では全体の概要を確認できます。
./_assets/t1-c3/02_overview.png

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状態の確認

  • 「ネットワークの管理」→「ネットワークトポロジー」を選択します。
./_assets/t1-c3/03_networks.png

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環境の解説

  • ここでは、2つのネットワークと1つの仮想ルーターが確認できます。
    • Ext-Net
      • インターネットへ接した外部ネットワーク
    • work-net
      • OpenStack上に作られた仮想ネットワーク
        • ここに仮想マシンを接続します
    • Ext-Router
      • 二つのネットワークを接続する仮想ルーター

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作業の内容

  • これから以下の環境をOpenStack上に構築してみます。
./_assets/t1-c3/04-overview.png

二つの仮想ネットワークを作成し、仮想ルーターで接続します。それぞれのネットワークにVMを2台作成し、お互いに疎通を確認します。

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仮想ネットワークの作成

  • Horizonから操作を行っていきます。
    • 「ネットワークの管理」→「ネットワーク」→「ネットワークの作成」を選択します。
    • 「internal01」ネットワークを作成します。
./_assets/t1-c3/04-network-01.png

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仮想ネットワークの作成

  • ネットワークアドレス「172.16.10.0/24」でネットワークを作成します。
  • 入力したら「作成」を選択します。
./_assets/t1-c3/04-network-02.png

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仮想ネットワークの作成

  • 先の手順と同様に2つ目の仮想ネットワークを作成します。
    • ネットワーク名「internal02」
    • ネットワークアドレス「192.168.20.0/24」

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仮想ネットワークの作成

  • 2つのネットワーク作成が完了すると、以下の状態となります。
./_assets/t1-c3/04-network-03.png

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仮想ルーターの作成

  • 次に仮想ルーターを作成していきます。
    • 「ネットワークの管理」→「ルーター」→「ルーターの作成」を選択します。
    • ルーター名に「Int-Router」を選択します。
./_assets/t1-c3/05-router-01.png

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仮想ルーターとネットワークの接続

  • 作成したルーターを選択します。
  • ルーターの詳細画面で、「インターフェースの追加」を選択します。
./_assets/t1-c3/05-router-02.png

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仮想ルーターとネットワークの接続

  • サブネット「internal01」を選択して、「インターフェースの追加」を押下します。
./_assets/t1-c3/05-router-03.png

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仮想ルーターとネットワークの接続

  • 同様に、インターフェースの追加を行い「internal02」を追加します。
./_assets/t1-c3/05-router-04.png

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仮想ルーターとネットワークの接続

  • この時点で、以下のようなネットワークトポロジーになっているはずです。
./_assets/t1-c3/05-router-05.png

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仮想マシンの起動

  • 作成したネットワークに接続する仮想マシンを作成していきます。 - 「コンピュートの管理」→「インスタンス」→「インスタンスの作成」を選択します。
./_assets/t1-c3/06-instance-01.png

次項のパラメータで仮想マシンを作成します。

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仮想マシンの起動

  • 指定パラメータ
    • アベイラビリティゾーン: az1
    • インスタンス名: vm01
    • フレーバー: standard.xsmall
    • インスタンス数: 1
    • インスタンスのブートソース: イメージから起動
    • イメージ名: Fedora20

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仮想マシンの起動

  • セキュリティグループとキーペアを指定します - キーペア「default」 - 管理者パスワード「password」 - セキュリティグループ「default」
./_assets/t1-c3/06-instance-02.png

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仮想マシンの起動

  • 所属するネットワークを選択します。 - 「internal01」を選択します。 - ここまでの入力が終了したら、「起動」を選択します。
./_assets/t1-c3/06-instance-03.png

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仮想マシンの起動

  • 同様に2台のVMを作成します。
    • 名前「vm02」
    • ネットワーク「internal02」
  • その他は先のvm01と同様。

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仮想マシンの起動

  • 仮想マシンが作成されると、以下の状態になります。
./_assets/t1-c3/06-instance-04.png

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接続の確認

  • 作成した仮想マシンの一覧から、仮想マシンのIPアドレスをメモしておきます。
  • 次に、どちらでもよいので仮想マシンのメニューを開き、「コンソール」を選択します。
./_assets/t1-c3/06-instance-05.png

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接続の確認

  • コンソールを開いたマシンへログインします。
    • キーを仮想マシンへ送るには、「Connected (unencrypted) to: QEMU (instance-00000aa1)」バーをクリックしてください。
      • 表示されているコンソールのすぐ上に表示されています。
  • ログインは root 、入力したパスワードです。
    • ログインした仮想マシンから、もう一台の仮想マシンへ ping を打ってみてください。

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後かたずけ

  • 以下を実行します。

コマンド実行:

$ /opt/support/t1-c3/9_cleanup.sh

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ポイントとまとめ

  • OpenStack上には、テナントごとに完全独立したネットワークを構成できます。
  • アドレスの重複といった問題を意識する必要がありません。
    • テナント内においては気にする必要があるので注意してください(ルーティングの問題)
  • 演習に使っているOpenStack環境は、他の演習ユーザと共有していますが、他の演習で構成されるネットワークの影響を受けていないことを確認できると思います。

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